児童ポルノ禁止法は,正確には「児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」といいます。
簡単に児童ポルノ法や児ポ法などと呼ばれたりもします。
単純所持だけでも犯罪
児童ポルノ法は1999年に施行された法律で,2004年,2014年と改正されてきました。
2014年に法改正された現在の児ポ法で最も特筆すべき点は,
児童ポルノの単純所持だけでも犯罪
ということでしょう。つまりPCやスマホ上に児童ポルノが保存されているだけで犯罪者なのです。当然検挙の対象になります。
児童ポルノの定義とは
それから,児童ポルノの定義についても詳しく知る必要があります。
まずここでいう「児童」というのは「満18歳に満たない男女」のことです。
そして現在の児童ポルノの定義は
- 児童を相手に,または児童同士の性交および性交類似行為における児童の姿
- 他人が児童の性器,肛門または乳首を触る行為および児童が他人の性器等を触る行為における児童の姿,かつ性欲を興奮させ刺激するもの
- 衣服の全部または一部を着けない児童の姿態であって,ことさらに児童の性的な部位(性器等若しくはその周辺部,臀部又は胸部)が露出されまたは強調されているものであり,かつ性欲を興奮させ刺激するもの
です。注目は3番目の「児童の性的な部位が強調されているもの」というところで,これは法改正により付け加えられた部分です。
よく考えると,これは非常に曖昧なものですよね。強調されているかどうかは,それを見る人の気持ちによると思いませんか?
つまり,違法ダウンロード法における「知っていた」「知らなかった」という問題と同じように「強調されている!」「強調されていない!」なんていう議論はあまり意味をなさないわけで,当局が「これは性的部位が強調されているので児童ポルノです」と断定してしまえば,それはもう児童ポルノであり,持っていたら犯罪者なのです。
もはや明確に我々が児童ポルノかどうかを判別することは難しく,またそのように勝手に判断すべきではないので,曖昧な動画や画像はとにかく所持しない・ダウンロードしないというのが最も安全です。
現在は罰則も適用される
2015年からは罰則も適用され「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」となっております。
せっかくお金を払ってアダルトサイトを利用するのだから,余計な心配はせずに済むよう十分気を付けてサイト選びをしましょう。
ストリーミング再生なら大丈夫だが‥
ちなみに,児童ポルノの所持は完全アウトなので当然ダウンロードしてはいけませんが,ウェブ上で閲覧するだけの行為についての罰則は「現在」ありません。つまりストリーミング再生のみで視聴するといった行為は犯罪には問われないのですが,私はこれもおすすめはしません。
なぜなら,いつまた法が改正されるか分からないからです。特にこういったシビアな問題に関する法律は厳しさを増していく傾向にありますから,今後児童ポルノに関しての規制がより進んでいくことは大いにあり得ます。
当サイトでも常に最新情報をお伝えできるように心がけていきます。
ロリ動画は合法のもので楽しむ習慣を
とはいえどうしても興味が捨てきれないという方もいるかと思います。
先に説明した児童ポルノはもちろん完全にアウトですが,「18歳以上の者が18歳未満のように見える演技をしているもの」に関しては,この法律による摘発対象とはなっておりません。
美少女やロリ好きの方は,犯罪に手を染めてしまうのではなく合法のもので楽しむ習慣をつけましょう。
以上,児童ポルノ禁止法についてでした。

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